足がつりやすい人は特に避けてほしい食品
足がつる・・
「こむら返り」とも言われますね。
「こむら」とはふくらはぎのことを指します。
ふくらはぎに起きる筋肉のけいれんの総称です。
ふくらはぎの腓腹筋が異常な緊張をおこし、筋肉が収縮したまま弛暖しない状態になり、激しい痛みを伴います。
本来は「ふくらはぎ」で起こることが多いことから「腓腹筋痙攣(ひふくきんけいれん)」とも呼ばれるのですが、足の裏や指、太もも、意外と多いのが胸、背中などの周辺と、カラダのどこでも起こりえますのでざっくりとその症状を指す言葉なのでしょうね。
発生すると強い痛みを伴いますが、ほとんどの場合は数分間でおさまります。
多くの方が経験されていると思います。
激しい運動中や、就寝中に突然、足がつってしまい痛みで目が覚めてしまうという経験者も多いことでしょう。
この症状に悩まされるのは、やはり若い方々ってよりは40代前後のあたりの方々から年を重ねる毎のイメージです。その他は妊婦さんなどにも起こりやすいかもしれません。妊娠中はカルシウムやマグネシウムが不足しがちで、筋肉の収縮やけいれん、むくみが起こりやすいのが要因です。
さすったり痛いながらも足首をもってストレッチしてみたり症状がおさまるのをひたすら待つのはさぞ辛いことでしょう。
「つる」という症状は、足や手などの筋肉が伸縮バランスを崩してしまうことで、異常な筋収縮を起こし、元に戻らない状態。
多いのは急に体を動かしたときに起こりやすい症状ですが、栄養不足や水分不足、冷え、熱中症、急激な寒暖差が原因で起きることもかなり多い要因かと思われます。
足を酷使させたわけでもないのに、生活に支障をきたすほど頻繁に起きる場合はやはり食事や運動も含めたほんの少しでも日常での生活習慣を見直す事が必要なのかもしれません。
●では改めて、こむら返り(足がつりやすくなる)原因
9:に関しては表題について記載しています。
※9:に関連する食品類を否定するわけではないのでご理解ください。
1:ふくらはぎは全身の血行を巡らせる大きな役割がありますので冷えて、このふくらはぎの筋肉が寒さで凝り固まってしまうと、血流が滞り血行不良を引き起こしやすくなります。
今時期は暖かくなりその心配は少なくなりましたは、冬時期の寒空では無意識のうちに肩をすくめて委縮し肩こりになりやすいですよね。それと同じような感覚。寒さで筋肉は緊張状態となり筋肉の収縮に必要な栄養素が十分に届きにくくなります。その状態で急に足を伸ばすと「足がつった・・」となってしまうのです。
2:血行不良
体の冷えや座り仕事等による血行不良、寝ている間の血行の低下など。
3:筋力低下
高齢による自然なものがありますが日常生活であまり動かない、運動不足も。
女性の場合はホルモンバランスの乱れ、減少に伴う筋力低下も要因にあります。
4: 体温低下:夏の冷房や秋冬の体温低下
5:眠る姿勢や環境:あおむけで重いふとんを使うことも原因となります。
布団の重みで、つま先がずっと伸びたまま(ふくらはぎが収縮。)
6:水分不足
睡眠中にはコップ一杯の汗をかくと言われますよね。
私自身は朝起きた時と就寝前に体重やその他の体組成計で計測する習慣があるのですが、6~7時間の睡眠で、だいたい朝方は就寝前より500g~1㎏の範囲で減少しています。これが、睡眠時及び朝方につる原因の一つになります。また、お酒やコーヒーなどカフェインの過剰摂取も脱水も原因になります。
7:激しいスポーツをしている最中や後
要因の多くは多量の発汗により生じた脱水や電解質異常
運動の前後、途中も水分と塩分を十分に補給することが重要です。 スポーツドリンクにはミネラル成分が多く含まれているので効果的です。
運動後の緊張を柔らげるためのマッサージやストレッチも大事。
8:その他
病気が原因で、足がつる症状がみられることがあります。
糖尿病や脊柱管狭窄症、閉塞性動脈硬化症、椎間板ヘルニア、腎疾患、脳梗塞などがあげられます。 糖尿病の場合、よく足がつると言われますよね。
9: 最後は表題に関することになります。
「ミネラルバランスの乱れ」
つるっていうのは無意識のうちに筋肉が過剰に収縮してしまう状態に陥ること。
筋肉の収縮には筋原繊維の周りにある筋小胞体にカルシウムイオンが蓄えられて、これが放出されると筋肉は収縮するきっかけとなるわけですが、これが過剰放出することで原因だと言われています。
カルシウムとカリウムは筋肉の収縮や神経の伝達をスムーズにする働きがあります、この2つのミネラルを調整しているのがマグネシウムです。
実はそういった背景の中で、健康のためにと、ある食品を定期的、習慣的に摂取している方に多く見られるかもしれません。
その中でつりやすい方々の一つの要因に牛乳を筆頭とした乳製品のとりすぎだという傾向があるかもしれません。
カルシウムの過剰摂取なんですね。
牛乳などはカルシウムが豊富で吸収しやすいのですが、血中カルシウム濃度が一気にあがり、それを調整するために恒常性:ホメオタシス(体内の状態、体温・血液量・血液成分などを一定に維持できる能力のこと)の働きにより逆に身体の中で一定に保つためにカルシウムは一気に排出されてしまうのです。
これはつるとかいう以前に骨粗しょう症の原因にもなりかねないので気を付けてほしい内容です。逆にカルシウム濃度を一定に保つために脱灰といわれる骨を溶かしてしまう症状に陥ることもあるのですね。
対策としては・・
カルシウム・カリウム・マグネシウム。
すべて大切なミネラルですが、カルシウムを補うためにと意識した乳製品の過剰摂取は控えましょう。
そして調整役のマグネシウムの不足に気を付けましょう。
和食に多く含まれるミネラルなのですが食の欧米化もあり意外と日本人はマグネシウム不足を指摘されることも多いようです。
マグネシウム不足により腱紡錘。(ゴルジ腱器官ともよばれ腱の内部に存在。役割は、筋肉が縮みっぱなしにならないよう調節する器官)の機能低下によって急に足がつる状態になりやすいのです。
マグネシウムは魚介類・海藻類・大豆などや豆腐のにがり、アーモンドなどのナッツ類にも含まれますね。この辺りも意識し積極的に摂取しましょう。
以上が主な要因だと思われますが、ご自身の生活や日常生活の習慣、仕事内容や趣味やスポーツをするか否かにより様々です。
足がつりやすい・・
と言っても、個人差があり理由はそれぞれです。
その一面だけでとらえ、対策するのではなく、必ず適度な運動と下腿三頭筋といわれるふくらはぎ(腓腹筋・ひらめ筋)を部位に分けストレッチやリリース、マッサージを適度に取り入れ基本は可能な限り血流をよき状態に保つこと。
それによりどのような環境下でもある程度は改善できるようになると思います。
特に上記の「9:」でも記述させて頂いたように乳製品の過剰摂取に気を付ける、マグネシウムを積極的に摂取するという意識をしてほしいと思います。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
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