肝臓のストレッチ

当サロンのブログを読んでいただき誠に有難うございます。
 
今回も皆様にとっての御身体の快適と軽さ、健康で豊かな日常をおくる為の有益な情報、ヒントやアイデアをお届けできればと思います。
 
さて、標記について
 
普通に考えれば内臓には外科医に方などでない限り直接触れられませんから、その周辺組織に柔軟性を持たせ各内臓に負担をかけないという意味合いになります。
もちろん食事やストレス、睡眠不足等が内臓負担の多くの原因ですが、カラダを柔らかくすることでも十分な内臓ケアにも繋がりますので馬鹿にできません。
 
こういったお話をする背景として・・
 
最近は筋膜のつながりについてお話をする事が多く、私のストレッチや筋膜リリース等、思いっきり伸ばしたり、ソフトに緩めたり緊張をとる事が施術の基本でもあります。
 
疲労回復やカラダをリセットするという事において、ストレッチや筋膜リリース、マッサージ、その他の手技は非常に有効ではあります。多分世の中の痛みや違和感の7~8割以上はこれらで解決できることが多いと思います。
 
しかし最後にどうしても取り切れない違和感等、確かに肩こりや腰痛はなくなったけど、何かすっきりしない・・
等など慢性的な疲労などには内臓系の機能低下なども大きな要因だったりする事もあります。

今は痛くないけど、夜寝ている時だけ痛くなるとか、仕事中に主に痛みが出るとか・・
せっかく解決した御身体の課題も束の間に次から次へとあちらこちらに違和感が発生するとか・・
 
これからのシーズンは夏バテ・アルコールの過剰摂取、不規則な食事だけでなく日々のストレスや筋肉疲労も溜まってくれば内臓への影響も少なからず出てきますしね。
 
逆に内臓系からの負担で肩こりや腰痛に発展することもざらにあります。
 

特に他の臓器に比べても大きい肝臓。

 
 
そしてその機能は他の臓器に比べてたくさんあります。

肝臓(写真で青い部分):参考資料:Visible Body
 

高校生くらいの学生さん達は肝臓のはたらきを「逃げた子豚」と覚えるそうですね。

に: 尿素の合成

げ: 解毒作用
た: 胆汁の合成
こ: コレストロールの代謝
ぶ: ブドウ糖(グルコース)の代謝
た: 体温の発生

実際の肝臓の作用は現在解明されているだけでも500種類以上だそうです。
 
アルコールを分解するのは有名ですよね。
 
更に基礎代謝をアップさせるためには最近では筋肉よりも内臓を動かすのがよいという見解もあります。
とりわけ内臓の中でも特に肝臓がしめる割合は3割近くと非常に高いそうです。
 
実際に大きな臓器です。成人男子で1200~1400g、成人女子で1000~1200gで、体重の約3%近くの大きさになります。
 
肝臓の機能を活性させるにはやはり、規則正しい生活やそれぞれに合った良質な食事・睡眠・ストレスをためない事が基本ですが、皮膚や筋・筋膜など組織を柔軟にし十分にアプローチしていく事も大事です。
 
 
というわけで早速・・
 
 
肝臓のストレッチと言われるものをご案内します。
特に奇をてらった内容ではありません。
ストレッチ以外のケアも含まれていますがご了承ください。

 
 
肝臓周辺の組織を少しでも緩め、肝臓自体の快適に活動し、周りの臓器にも悪い影響を与えないようにするという意味合いになりますでしょうか。
 
肝臓自体ではなく、周りの筋肉を含め周辺組織を伸ばして緊張をとりストレスを解消するという効果を感じてください。
 
肝臓は上記写真のように上腹部に位置しています。一部は横隔膜に付着しているので、呼吸に同調して肝臓も上下に動きます。
そのため、ストレッチ中の呼吸は非常に有効で効果が大きく変わります。
 
 

1:肝臓のストレッチで取り上げられる事が多いのは・・


Aパターン:
四つん這いになります。

股関節、肩の角度はなるべく90度に保ちましょう。床につく手と膝の位置をみて確認します。

みぞおちを天井のほうに引っ張られるよう(吊り下げられるよう)
息を大きく吸い吐き出しながら背中を丸めていきます。
可能な限り首の力を抜いて、ダランとします。
 

Bパターン:
逆に背中を丸めた状態から力を抜き、股関節と脇の下で体重を支え、
重力の力で腰がそれるように、力を抜きます(これも息を吐きながら)。
これを3〜5回繰り返します。おなかをダランと垂らすような感じ。

肝臓を支えている周りの組織を意識します。
ストレッチしながら呼吸をすることがポイント。
肝臓に対する血流が増えます。そのため、これだけでも肝臓に対し血流が良くなるので結果としてカラダの基礎代謝が上がったりします。
 
ヨガをされる方なんかは定番のポーズなのかな。
 
猫背の改善ストレッチとして取り上げられることも多いですね。
 
 

 

2:他にも肝臓の下垂を引き上げる為の体側ストレッチ・・


正座をした状態で

写真の様に右肘を頭上にもっていき背中側に回します。
反対側の手で右ひじを引っかけ後方に引き込みます。
 

右側のお尻を床におろします。右側が弓なりにアーチを描くようなイメージで
深く深呼吸し15~30秒くらいキープ。
 
吸った息を右胸部全体に送り込むような意識で行います。
 
終わったら反対側の手を肘からはなし、ゆっくりと元の状態(最初の正座)に戻します。
右側に影響の出やすい肝臓の機能ですが左側も同じように行いましょう。
 

 

3:そして手の平の感覚は非常に大事なのですが・・


仰向けになり右手のひらを肝臓の上に置きます。
私は気持ち肝臓の下のあたりが触れているくらいの場所に置くことが多いです。
目安は骨の下縁あたりが手のひらの中心にあるように。何となくでも大丈夫です。
手のひらが当たっているという感覚をまずは意識してみます


何となく片手では・・という場合は両手を添えるような感じでもOKです。

 

 

・・・深呼吸します。
 

 

機能的にはあり得ないのですが、イメージで息を吸うときには肝臓のあたりに空気が送り込まれるような感じ。
息をはく時も肝臓からはきだすような感じを。
 

 

時間の目安は・・

 
感覚なので手のひらを暖かく感じることができるようになったらとか、
何となくリラックスできる状態になったらとかでしょうか。
3分~5分程度。
 
 
最近は瞑想を習慣にされる方も多いと伺いますから、そんな感覚で行うのも良いのではと思うのですが。
効果としては何となく手のひらで触れていたあたりが軽くなるとか楽になるという感じが目安です。
 
治療家の方などは反射点を利用し内臓を緩めたりしますが、私も良く使うので、これは又いずれご案内しますね。
 
 
簡単ですが今回は以上になります。
 
 
他にも肝臓や内臓に関するストレッチの方法は多数ありますが、このあたりが定番でしょうか。
 
とは言え、梅雨明けも早い今年は、大変な猛暑が続きそうです。
冷たいビールに、冷たいものばかり召し上がるとか、暴飲暴食には十分気をつけて過ごすことが一番です。
英気を養うためにと腹いっぱい召し上がるのはアスリートか20代くらいまでですよ。
30歳も過ぎたら腹8分、いや腹6~7分くらいで慣れるのが一番です。
消化ばかりににエネルギーを費やすのはもったいないです。
 
 
 
最後までお読みいただき有難うございました。
 
 
 

 

 

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