肩こり・首の違和感と腕との筋肉の関係
本当に久しぶりのブログです。
1年位書けてないのでは・・
ネタはいくらでもあり書きたいことは沢山ありますが、文章を書く習慣がつきませんね。
ダイエット、運動、姿勢、食生活、健康に関することも習慣が大事ですが同じような思考のシステムなんでしょうか。
さて、表題の「肩こり・首の違和感と腕の筋肉との関係」という内容。
筋肉は筋膜を通じてつながりがあります。
だから一見、症状のある個所とは離れた関係ないような筋肉の不具合よってその様な事はよく起こります。
治療家として活動されている方やお身体の事について様々な勉強をされている方にとってはもう当たり前の内容だったりするので、「何をいまさら・・」という方はどうぞご愛敬願います。
肩こりや首の痛みが腕のどのあたりの筋肉と関係あるのか?
ここでは腕の筋肉は前腕部の中でもメジャーな?筋肉「腕橈骨筋」の事です。
ストレッチベースに初めてご来店頂く方の半分以上は肩こりの辛さを上げられます。
そういった方の職種は様々なのですが主にデスクワークの方が多いでしょうか。
でも日常生活では腕は様々なシチュエーションで使いますから、ほとんどすべての方に当てはまる事が多いです。
もちろんお身体のねじれや姿勢、僧帽筋の緊張なども大きく関係しますので、それらの要因も踏まえた中でという事でご理解ください。
腕橈骨筋は肘関節の屈曲、ざっくりですが前腕の回内・回外(回旋動作含む)と言ったところが主な動き。
日常生活では食べ物を皿から口に運ぶ、肘を曲げてものを拾い上げる等、
スポーツにおいては柔道のようなひきつけ、相撲のまわしをひきつける、ボート競技などオールをひきつける動作、ダンベルを使った筋トレでも多く使う筋肉です
瞬間的に肘を曲げる時には使われませんが、負荷がかかる時に使われます。
手首を親指側にひねると腕橈骨筋がグッと浮かびあがってきます。
腕橈骨筋(写真で青い部分):参考資料:Visible Body
橈骨神経に唯一支配される屈筋なので腕橈骨筋の緊張が強いと腕のしびれなどの症状を訴える方もお見えになります。
やはり日常生活では腕を使う事が多いですから腕橈骨筋に疲労が蓄積され、そのまま放置しておくと重いだるい感覚になります。
こういう時に筋トレなどをしても非常に効率悪いです。動作にキレがなくなり、いつも何気なく持っている荷物も重く感じたりします。
この緊張は上腕三頭筋や広背筋、小円筋、小胸筋とつながりを経て肩こり筋と言われる僧帽筋、頸の違和感に関連する事の多い、斜角筋などに影響を及ぼしますので、肩や首にまで伝わり、肩こりの原因になったりするのです。
そんな状態になる前に腕橈骨筋のケアとストレッチをご案内させて頂きます。
今さら当たり前という様な内容もありますが、この当たり前の内容をするだけでも疲労の蓄積具合は変わります。
〇もみほぐす・ゆする。
写真の様に前腕の外側から、軽くつまむようにつかんでみてください、それが腕橈骨筋です。
少しへこんだ辺りからつかむのが良いでしょう。
前腕の力を抜くために、腕を太ももの上もしくは台の上(胸の位置より下、腰の位置に垂らすくらいの感覚の位置の台)に置いて、もう片方の手で腕橈骨筋を軽くつかみます。
ここで強く掴むと筋肉は緊張して硬くなりますからふわっと触る感覚。
1、腕橈骨筋をつかんだまま引っ張り上げるように持ち上げたり左右上下にとゆすっていく。
2、30秒くらいゆすっていくうちに何となく筋肉の表面がふにゃっとした感じ、緊張が取れるような感じになればOKです。
※2のような感覚が分からない方は、つかんだまま気持ちのいいぐらいの力で圧迫していくだけでもOKです。
〇運動の要素をとりいいれたケア
上腕部、上腕三頭筋と二頭筋の間(へこんだ辺り)を軽く圧迫。
手のひらは自分に向けて
肘、手のひら・親指側にねじりながら伸ばしていく
肘を伸ばしきる
写真の様に上腕部、肘の硬い所から指3本分位の外側、少しへこんだ辺りを反対側の手の3指(親指、小指以外)などで押さえ(かるくつかむ感覚でよい)そのまま手のひらを回外(親指を外側に開くような感じ)しながら肘を最大限伸ばしきる。これを数回繰り返します。
腕の筋肉はいくつかの筋肉が滑走し重なり合っています。これが疲労により絡まって癒着しているものを解きほぐす様なイメージでしょうか。
☆動画でもやってみました・・
https://youtu.be/dCCqIO5TxAU
※そのほかにも母指球を押圧しながら腕橈骨筋を解すことも有効とされてます。
〇ストレッチ
1:腕をまっすぐに伸ばし、手のひらを前、指先を下に向けます。
反対側の手で手のひらを押し下げます。
シンプルです。
上腕筋、橈骨手根屈筋、尺骨手根屈筋とともに腕橈骨筋もストレッチされます。
これもいた気持ちのいいぐらいの感覚で行ってください。
※逆に手のひらを上に捻って行う方もいらっしゃいますね。
他にも
2:床に手をついて前腕を伸ばすストレッチ
写真で分かりにくいですが手の甲側を両手首をそらした状態。
上体をお尻側の方へグッと引いて両腕にテンションがかかるようにします。
3:壁に手のひらをつけ片腕を水平にしてからだを捻るストレッチ
ストレッチは簡単なものばかりです。
重たい荷物を持った後、パソコン作業を集中的に行った後など、
ストレッチの1:などは座りながらできるものですから合間を見ては休憩がてら実践しましょう。
それぞれ行った後に肩を回して軽く感じたり肩の可動域が良くなれば効果は出ていると思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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