自分で行うセルフストレッチよりパートナーストレッチ、どちらが優れているのか?

人からストレッチを受けるって有効なのか?

私自身のサロンの有効性をアピールするためにというわけではなく・・
改めて最近、解剖学、トレーニング理論、栄養学から派生する様々なことを勉強させていただき思うことありブログとさせていただきました。
最近のブログは、当サロンのオーナーがどんな考えのもと、皆様に施術を行っているのか?

どのような方向性で皆様の健康を支えていきたいのか?ということを知っていただければと思い、発信しております。

笹塚で8年、当サロンはどういう考え方のセラピスト・トレーナーが在籍しているのか?と知っていただくきっかけになれば・・

さて・・


改めて表題の件
先ずは柔軟性を表すのに関節可動域という言葉があります。
これは大きく3つの種類があります。
関節可動域:Range of Motionの略で「ROM(ロム)」といわれます。
3つのうち
Active ROM アクティブROMこれは自力で動かすことで得られる関節可動域のことです。いわゆるセルフストレッチやダイナミックストレッチなども。
Passive ROMパッシブROM 他人が動かすことで得られる関節可動域のことを言います。パートナーストレッチなどで得られる可動域はまさにパッシブROMにあたります。
Resisted ROMレジステッドROM 抵抗を加える事や重りを使ったりする。

ここでは①と②について比較していきたいと思います。表題の件、今回はパッシブロム:パートナーストレッチのほうが筋肉を効果的に伸ばすという観点で考察していきたいと思います。

●関節可動域を最大限にしていくことにも有効です。
●代償動作を制御しながら正しくターゲット(筋肉)にアプローチ出来ます。
●そして「伸張反射」が働くかどうかの差が一番かもしれません。

※伸張反射とは・・
筋が切れないようにする抑制装置:プロプリオセプター(固有感覚受容器)身体の各所筋にあります。
・筋にある「筋紡錘(muscle spindle)」は伸ばされ過ぎた際に逆に縮少に働く
・腱にある「ゴルジ腱器官(GTO:golgi tendon organ)」は伸びて切れないように抑制する。
2つとも(筋紡錘とゴルジ腱器官)目的は同じですが手段は違います。
筋肉を最大可動域まで伸ばす際にどんな場合も※最初に筋紡錘から反応しはじめ、その後ゴルジ腱器官が活動します。
筋紡錘からゴルジ腱器官に入れ替えわる時間が40秒くらい。

因みに、からだの中で筋紡錘が一番多い甲頭下筋群に多いです。それは繊細な首を守るため。うとうとして、電車などで居眠りしたときに首がうなだれすぎて急にビクッとなる反応。
膝カックンとかも・・

つまり・・

筋肉や身体のバランスを客観的に整え伸ばすことに対してはパートナーストレッチ(パッシブRom)は非常に有効です。
しかし本当に大事なことは・・
ROMの評価:その可動域の制限の理由は何なのかと言うことを客観的に判断できるかどうか。それは、ケガ、痛みのせいでそれ以上動かせないのか、そもそも身体が硬くて動かないのとは全く違います。
そしてエンドポイント(最終可動域)で感じるエンドフィールも抑えておくべき点で重要です。
そしてここも大事・・
パッシブROMでは拮抗筋(主働筋の反対側にあり、主働筋の動きを抑制する筋肉)の柔軟性が問われるのに対し、アクティブROMはそれに加えて主働筋の働きも要求されます。
つまり目的がメンテナンスという点ではパートナーストレッチは有効ですが、トレーニングや自身でバランスを意識し整えるコンディショニングという総称で考えるならば、セルフストレッチやダイナミックストレッチ(アクティブROM)も必要なのです。

結果、どちらが優れているか?ではなく、何を目的とするかを考えることが重要です。

身体を動かすのはご自身です。
最終的にはアクティブROMを高める必要があります。
しかしパッシブROM、即ち拮抗筋の柔軟性が制限されていては、いくらアクティブROMを高めようとしても車に例えるとサイドブレーキをかけたままアクセルをふかすようなものです。

したがって・・
アクティブROMを高めるには、まずパッシブROMで改善が必要なのですよ。

そして・・
それを客観的に指導できる信頼できるトレーナーやセラピスト、指導者の存在が必要です。

 
最後までお読みいただき誠に有難うございましたm(__)m

 

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