自律神経の乱れが引き起こす症状

当サロンのブログを読んでいただき誠に有難うございます。
 
前回は自律神経の影響から見た肩こり等が起こるカラダの中で起こるメカニズムを踏まえた内容でお話させて頂いました。
 
今回は肩こりや腰痛など以外にも、自律神経の乱れから起こるいくつかの症状をお話ししていきたく思います。
 
これら全てストレスからくる症状になり基本の対策はどれも同じです。
全てとは極端ですが、現代社会においては多くの要因だと私個人的にも様々な書籍を読んだり、
実際のクライアント様の生活スタイルや毎回の症状を伺いながら施術をしていると当てはまることが多いな、と思っています。
あくまでこういう考え方もあるとお読みいただけたらと思います。
 
2月の寒さからは徐々に解放されつつあり、日中は暖かい日差しがありがたいこの季節ですが、同時に悩まされる方も多い
「花粉症」
花粉症の方々にとっては憂鬱な時期ともいえるかもしれません。


 

仕事や勉強に長時間集中していると、鼻水に粘り気がまし色が黄色くなることがあります。
これも交感神経が緊張し分泌現象が抑制されるからと言われています。
逆に副交感神経が優位な状態、リラックスしているときは分泌が促進され、そういう時の鼻水はサラサラになるそうです。
鼻が詰まるのは粘膜の血管が拡張して血流が豊富になり粘膜が腫れるため、ストレスで交感神経が優位になった後、
反動で副交感神経が優位になり起こる現象。
鼻詰まりはストレスを受けた後そこから脱却しようとするカラダの反応です。
本来それはカラダが正常になろうとする状態と考えるわけです。
花粉症は極限まで来たストレスを解消するために副交感神経が極限まで優位になることで
リンパ球がどんどん植え花粉に反応し始めるため、といわれています。
 
 
 
そして女性の方々に多い
「冷え性」
最近は男性も多い症状ですが、寒さは女性にとって男性が思う以上に強いストレスとなります。


 

手足(末端)や体の表面が冷えるのは血管を収縮させ、毛穴も閉じて体温が下がり放熱を防ぐための防衛本能。
これは内臓などがある深部体温が下がることを防ぐためです。
これも職場や外で冷えた体は交感神経が緊張した状態が帰宅する道中の電車の中の暖房や自宅に帰ってくつろぐことで
急激に体温が上がり副交感神経が優位になると血管が拡張し血流が急激に回復するのですが、
その反動がだるさや腹痛、頭痛といった症状に見舞われるケースもあります。
つまり交感神経が優位になり冷えを感じ、それに対する副交感神経の反応の大きさが痛みやだるさが激しくなるのですが、
これらの症状も体温低下を身を守る反応といわれています。
 
 
 
女性に多い症状として体のだるさや立ちくらみなどを伴う
「貧血」


 

生理や食事のバランスによる鉄分不足もあると思いますが、これらも自立神経の乱れからくる症状といわれます。
貧血は副交感神経が優位になるときに生じやすいといわれます。
活動量が多く、たくさんの酸素が必要な時は交感神経が優位になり赤血球が増加します。
一方でゆったりとストレスなく過ごす事で副交感神経が優位になるのですが赤血球は減少するので貧血を起こしやすくなるといわれています。
女性は出産の適齢期を迎えると、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量やリンパ球を増やし赤血球など減らし活動量を抑えるような体調を作っていきます。
更にそれに加え、今の50代くらいから若い世代の方々は便利になった生活スタイルを幼少期から送っていたことで副交感神経が優位な体質になる背景もあり、
生理現象とあいまり、より副交感神経優位の体になることで貧血が起こりやすくなるといわれています。
 
 
 
 
「更年期障害」
これも最近は男性にも起こる症状といわれるので、女性特有のエストロゲン減少による症状だけとは限らないのです。

個人差はありますが、のぼせ・発汗・手足の冷え・耳鳴り・疲労倦怠感・肩こり・腰痛・頭痛と様々、イライラする等、精神的な影響もあるでしょう。
どんな方でもホルモンは減少していきますが、症状の出方には個人差があるのは、やはりストレス多寡による自律神経の乱れだといわれています。
 
この場合はもうお分かりかと察しますが交感神経が優位になり緊張が続いてしまうからです。
 
40~50代以降におこるこの症状は、この年代特有の悩み「仕事上の重い責任」「子供の事」「親の介護」etc・・
現代社会ではもっと多様化し複雑な悩みやストレスが重なることで更に症状が強く出てしまうといわています。
 
 
 
 
その他にも・・
 
皮膚などに症状が出る湿疹などの様なアレルギーや動悸や息切れ、体のムズムズ等
殆どが自律神経の乱れによるもの。
 
 
 
上記にはそれぞれ個人の課題にあった解決策はあるとは思うのですが、可能ならばどれも薬などで症状を抑える対処療法は得策ではないといいう事です。
 
元々体にある防衛本能(免疫機能)をブロックし根本を改善するのではなく今ある不快な症状を取り除いているだけだからです。
 
これを続ければいずれ体のバランスは崩れ、薬の効果も効かなくなっていきます。
そうすればより強い薬を処方していくという悪循環に繋がります。
 
本来は根本的な課題となっているストレスを解消してあげることで緩和し改善することも多い項目ばかりです。
 
 
 
改善策は、生活習慣の見直し、良いリズムを見つけること。
 
そして基本は全て前回もお話ししましたが・・
 
「体を冷やさないこと」
「体を温めること」
 
だと思います。
 
これは「血流を良くする」ことにもつながります。
 
そして代謝、便通を良くしていく事にもつながります。
 
これが理想です。
 
前回の記載させて頂いた「肩こりは更にひどくなる原因」と同じですね。
 
花粉症等は最近では腸内環境を良くすることで改善に導くという考えもあり多く実践されている方もいらっしゃいますが、
腸が正常に働くことで毒素を排出し食べ物から取り入れた良質なものを体に循環させるという考えから、
根本は上記とリンクしてくることだと思います。
 
 
 
 
追記:自律神経が乱れている方のカラダの特徴
ストレスが強い方の体の特徴として首や背中、鎖骨周辺の筋肉や周辺組織ががちがちの事が多いです。

たとえ180度開脚ができるとか、前屈で床にベターっと手のひらが付くとか見た目の可動域がものすごくある方であったとしてもです。
 
 
 
私も含めセラピストやトレーナーが徒手でサポート出来ることは・・
それらの筋肉の硬さをとっていく事です。
これらを適度に緩め姿勢を改善していく事も血の流れを良くして体温をあげるきっかけを作るためには有効だったりします。
 
 
もちろんセルフケアでも対応できることも多くあります。
 
 
首や鎖骨周りのストレッチやマッサージはいくつもご案内してきましたが、
また改めて今後のブログにブラッシュアップ、アレンジして定期的にご案内させて頂きます。
 
 
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
 
 
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参考書籍
「疲れない体をつくる免疫力」
著者:新潟大学大学院医学部教授 安保徹
知的生き方文庫
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